2026年に出版された本。読んで面白かった5冊

①「界隈経済圏 「平成女児」「風呂キャンセル」から「伊能忠敬」「皇居ラン」まで」【5月発売】

令和を象徴する言葉のひとつのようにも感じる「界隈」という言葉。

印象に残ったのは、“界隈は現代の見えない住所”と書かれていたところです。

SNSを代表に本名や住んでいる地域すら明かさずに人と交流する時代。でも自分が属している界隈を明示することで、自分の大体の座標軸を共有できるということ。

X軸Y軸で点を打って「この辺りに位置しています」と、まだ見ぬ相手に説明しやすい。

匿名性が高まることと界隈化が広まることは必然的なのかもと感じました。

② 「「がんばれない」 心で何が起きているか」【6月発売】

「努力とは、「特定の結果を得るための手段」ではなく、「どんな未来にも使える力を、自分の中に残す行為」

ひとつの目的に向けて頑張るのも努力だけど、もっと長期的な目線で見て、どんな場面でも対応できる力を残しておく。頑張りどころを長い目で計画することも努力の一つなんだと思うと、今頑張れていない自分も受け入れられる気がする言葉でした。

③ タコ セロリ アボカド 【7月発売】

「私が作りたかったのは味のよしあし以前に、目の前の誰かがうれしそうに笑っている時間そのものだったのだと気がついた。」

この視点を忘れないようにしないと作り手側のエゴだけになる。料理が楽しくなってきたのは嬉しいことだけれど、同時にエゴまでも増長しないように気を付けたいものです。

④ 選ばない消費 AI時代の暮らしと価値観 (集英社新書)【6月発売】

前回のブログで書いたとおり。

⑤生き延びるための会話 他者と生きることの哲学 (SB新書)【6月発売】

横に拡がる会話、縦に深まる対話

なるほど。

気軽に語ることができる会話が土壌としてあるとき、対話によって深刻な問題に直面することができる。

雑談が大事と言われる所以はここにあるのかも。

会話ができていないと対話はできないのかもしれません。