週末の楽しみ、月に一度の楽しみ、年に一度の楽しみ。
わたしにとっては何だろうと考えてみたのですが、最初はあまり思いつきませんでした。
必ず楽しみにしている予定があるわけでもないし、「これを月(週・年)に一回やる」と決めていることも家事以外には特にありません。
でも、よく考えてみたら、月に一度楽しみにしているものが2つありました!
YouTube「TBS CROSS DIC with Bloomberc」チャンネルの「Page Turners」というシリーズの更新です。
文芸評論家である三宅香帆さんとMCの竹下さんが、1ヶ月に読んだ本を持ち寄って紹介する番組。
ブックレビューでもあり大人のビブリオバトルのような内容です。
更新頻度としては、基本的に月に一度。他にゲストを交えての対談などが更新されることもありますが、1ヶ月に読んだ本を紹介する回は月に一度かなぁという印象。
この動画が更新されると、わたしは図書館のアプリを開きながら観ることにしています。
「この本、読んでみたい」と思ったら、その場で図書館にあるか検索。そして、予約できるものなら予約しておく。
わたしにとっては番組を観ること自体が楽しみなのはもちろん、その先に「次に読む本」が待っているという、楽しみが次の楽しみに繋がっていく感覚です。

もうひとつ、毎月楽しみにしているのが、Amazon Primeの翌月の配信ラインナップを見ること。
「この映画気になってたー」とか「これ観てみたかった」と、来月の楽しみを探しています。
これも、ラインナップを眺めて楽しみが終わるわけではありません。
配信が始まるまで待って、実際に映画やドラマを観る。
そこからまた別の作品に興味を持つこともあります。
考えてみると、わたしはこういう「その場で終わらない楽しみ」が好きなのかもしれません。

旅行やライブ、ちょっといい外食などなど。
そういう楽しみももちろん好きだけれど、そこには少し複雑な感情があります。
「早くその日にならないかな」と待ち遠しく思う一方で、いざ楽しみを目前にすると、「終わってほしくないから、まだ始まらないでほしい」と思ってしまうから。
楽しみが大きければ大きいほど、その終わりも意識してしまう。
楽しみの日が、一点に集約されているとダメなのかも。

一方で、本や映画との出会いは少し違います。
一冊の本を紹介してもらったことが、新しい読書につながる。その本の著者から、また別の本を知る。
映画を一本観たことから、出演している俳優の別の作品を観たくなる。
ひとつの楽しみが、次の楽しみの入口になって、「点」が「線」になっていくイメージ。
「今日はこれを楽しんだ。はい、おしまい」ではなく、「これを知ったから、次はこれを楽しめそう」と、楽しみが少し先まで続いていく。
その「次」を待つ時間もまた楽しかったりします。
図書館で予約した本が届くのを待つ。配信開始の日を待つ。

そうやって、楽しみが未来に少しずつ伸びていく。
そうなると、楽しみなことを純粋に楽しみな気持ちで待てるように感じます。

「〇〇に一度のお楽しみ」というと、何か特別な予定を作らなければいけないような気がしていました。
でもわたしは、そういう「その日に完結する楽しみ」よりも、次の楽しみを連れてきてくれるもののほうが、長く純粋に楽しめるのかもしれません。
これは、モノ選びにも同じことが言えるのかも。
経年変化を楽しめる道具が好きなのですが、それは使えば使うほど味わいが増していく楽しみがあるから。
買った直後が嬉しさのピークではなく、使い始めてから徐々に右肩上がりで愛着ともに使う楽しさが増していく感じ。
先日、真っ白な新しい鍋を買いました。
同じ鍋を持っている人の写真を見ていると、使い込まれている様子が鍋の色に表れていて、わたしもこんな風に長く使いたい!と、真っ白に怯えることなく、いきなりチーズたっぷりのグラタンを作って早速おこげのあとが付いて喜んだら。(そういうことではないけれど)
楽しみがその時点で終わらない、その先にも続いていく道具選びが理想です。
