日々を「上の空」で過ごさないために|上の空だからできることもある現実

一田憲子さんの「小さなエンジンで暮らしてみたら」という本をよみました。

その中で、特に印象に残った言葉がこちら。

「日常を上の空で過ごさないために」

ないがしろにしているのでもなく、おざなりにしているわけでもなく、まさに「上の空」という表現がしっくり来すぎて、思わずメモした言葉です。

心当たりがあるのは、わたしが日頃ラジオを聴きすぎているということ。

毎朝の朝家事のおともに片耳イヤホン。

一度聴き始めると中途半端なところで止めることもできず、家族が起きてきてからもイヤホンつけっぱなしなんてこともしばしば。

片耳しか付けていないので普通に会話はできているのですが、たまに聞き逃すこともあります。

やるべき家事は進んでいるし、一見問題ないように見えますが、「上の空感」は否めない。

ということで、家族が起きてきたら問答無用ですイヤホンを外して家事を進めるという実験をしてみました。

そうすると、やはり家族との会話はスムーズで聞き逃すこともありません。

絶対にこちらの方が良いに決まっています。

とはいえ。

上の空だからこそできることもあると思いませんか?

わたしの場合は、嫌いなトイレや風呂掃除。

これをいつもの朝家事に組み込んでいるのですが、時間的には家族の起床後。

この家事をするときにまたイヤホンを付けるのは面倒。でも何か聴きながらじゃないとやりたくない家事。どうしよう。

ということで、家事の順番を組み替えてみることにしました。

トイレ掃除が後回しだった理由は、家族みんながひと通りトイレを済ませたあとにしたかったから。その方がきれいな状態をキープできるからです。

でも、今はその優先順位を下げてみようかと。とりあえず家族が起きてくる前に、ラジオを聴きながらでないと気が進まない家事を済ませておくことを優先しました。

そうしたことで、家族起床後に残っている家事は、台所周りの作業・片付けメイン。あとは布団を押入れに入れたり洗濯物を干したり。このあたりは何も聴かなくても淡々とできることなので◎

まとめると、わたしの「日常を上の空で過ごさないために」できることは、家族と過ごす時間に耳からイヤホンを離すこと。

でも、上の空でないとできない家事もあるので、それらは家族の起床前に済ませておく。

家事の順番を変えることでイヤホンタイムにメリハリを付け、上の空推奨タイムと上の空NGタイムを分ける。

しばらくこんな感じで過ごしている最近です。