家から徒歩5分という、ありがたい場所にある図書館。
週に1、2回のペースで利用しているのですが、田舎の小さな図書館ということもあり、「本を借りる」という行為、主に予約する行為に少しだけ工夫が必要になります。
なにしろ蔵書数が多くないので、読みたい本は予約が前提。予約すれば近隣にある他の図書館から取り寄せてもらうことができるシステム。
今誰も借りていない本であっても、他館にしかない本は取り寄せるという意味で予約が必要。
ですが、予約数には上限があります。一人あたりの予約枠は15冊。
だから自然と、「どの本を先に予約するか」を考えるようになりました。

最初は単純に「読みたい順」で並べていたけれど、それだと、どうもうまく回らない…。
そこで、自分なりの優先順位をつけてみることにした。
ひとつは、ジャンルで分けること。
わたしの場合、新書は優先順位を高く、小説は少し低めにする。
理由はシンプルで、小説は自分で選ぶことができるから、です。
子ども時代から読んできたジャンルでもあり、なんとなく「今、これが読みたい」という感覚が働きやすいのかも。装丁や帯文、著者名から「これは自分に合うかも」という嗅覚のようなものピンとくる。

一方で、新書にはその嗅覚があまりありません。というのも、新書を新書というカテゴリーと認識して本格的に読み始めたのは昨年のこと。
出版社ごとに新書のカバーデザインは異なりますが、逆に同じ出版社から出ている新書は基本的にすべて同じデザインなのです。だから装丁から手に取るということはできず、しかもやや小難し系なのもあって、手が伸びにくい。
でも実際読んでよかった!と思える新書もあるわけで、このジャンルも読み続けたい。
だから、文芸評論家の三宅香帆さんのような信頼できる人のおすすめを頼りにしながら選んでいる感覚です。
自分の中に判断基準がないものほど、外の視点を借りてみようかと。
そんなふうに、選び方にも優先順位が生まれてきた。
小説は直接図書館の書棚を見て選ぶ、新書は家でWEB予約する。

ただ、このルールも絶対ではありません。
先にお話したとおり、たとえば小説でも、他館にしかない本は予約しないと手に入らない。
そういうときは、ジャンルよりも「入手のしやすさ」が優先される。
優先順位は固定されたものではなくて、状況によって入れ替わるものなのかもしれません。

もうひとつ、予約の際に意識しているのが、「回転率」です。
人気のある本は予約者が多くて、なかなか順番が回ってこない=その間ずっと、予約枠をひとつ使い続けることになる=新たな本を予約できない。
だから、本当に読みたい人気の本は、予約枠の中で「何冊まで」とあらかじめ決めておく。15冊中5冊までは人気の本を予約する、とか。
それ以外は、比較的すぐに手元に来そうな本を選ぶ。WEB予約システムでは、予約者数がリアルタイムで反映されるのがとてもありがたいです。
予約した本が手元に届いたら、その日中に即、お気に入り登録している本の中から枠が空いた冊数分だけ予約。
そうすると、予約して、届いて、読んで、返す、
という流れが滞らずに回っていきます。
ちなみに、ブクログというアプリで読書記録を付けているのですが、昨年12月に始めてから今までに115冊を読んでいました。(すべて図書館本)
今年はとにかく多読することが目標のひとつでもあるので、回転率を意識した結果が数字に表れているような気がします。
娘たちもそれぞれ図書館カードを持っているので、彼女たちの番号でログインすればもっと予約冊数を増やせるのですが、それはなんか違う…。
おそらくそうなると、自分の中での本選びの基準や優先順位が緩むというか、そんな気がするのです。
限られた枠の中で、何を優先するのか。
ある程度制限のされた状況の方が、自分が何を読みたいかを常に問いかけることができる。
蔵書数の多い図書館なら便利なのだろうけど、小さな図書館だから他館から取り寄せるシステムであることを逆手に取って、予約する段階から読みたい本を選択する機会を持てていると、プラスに捉えていこうと思っています。
ちなみに、どの本から読むかの優先順位は単純で、返却日の早い順。ここは機械的に勝手に優先順位が決まってくれるので、とてもラクに感じています。