料理中、半端に余った野菜たち。
これまでは野菜室にまた戻したり、あらかじめ切っておいて冷凍保存をしていました。
今もそうすることはありますが、最近新たな保存方法の選択肢が…!
それは、「干す」という方法です。
少し前に購入したのが、こちらの干しかご。
お手入れがラクそうなステンレス製の商品と迷いましたが、和室の雰囲気にしっくりくる昔ながらの干しかご。
日当たりの一番良い南側の和室に吊り下げています。
最近は、少し余った野菜は薄くスライスしてかごの上に乗せ、この干しかごの中へ。
特にキノコ類や根菜類は冷蔵庫ではなく迷わず干すことが増えてきました。
天気の良い日は半日でしなしなになる野菜もあります。
野菜を干すという保存方法、わたしが気に入っているポイントは2つ。
ひとつ目は、朝の忙しい時間の考える選択肢を減らすことができる点です。
調理に頭を使っている中で「あとちょっとだけあるニンジン、どうしようか。もっかい野菜室戻しとく?いやでもしばらく使わへんかもしれへんし、切って冷凍しとく?切るとしても千切り?輪切り?半月切り?」と、数ある選択肢から選ぶのはわたしにとって苦手な行為。
でも、「干す」=薄くスライス切りの一択なので迷うことなし。室内に干していることもあり、外の天気に関係なくとりあえず干しかごへ。
干し野菜を始めてから、とりあえず干すという選択肢を手に入れたわたしはすごくラクになりました。
そしてふたつ目は、調理の手間を短縮することができることです。
特に根菜類は火の通りが遅いので、焼くにしても煮るにしても予めレンジで温めたりスチーマーで蒸しておくことが常でした。
それも時短になる手順ではあるのですが、干しておくとさらにラク。
薄切りなので向いている料理向いていない料理はあるかと思いますが、特に出来栄えにこだわらないわたしは何にでも使っています。
先日は、干しておいたさつまいもとごぼう、これにレンコンを合わせて根菜の甘辛炒めを作りました。
レンコンにさえ火が通れば、さつまいもとごぼうは太陽光で半調理できているようなものなので、あっという間に完成。
太陽光って0円なので、何気にお得に感じたり。
干しかごがなくても、ザルの上に野菜を並べて太陽光に当てておけば干し野菜になります。
丁寧というよりも合理的なところが魅力的な干し野菜生活。
実験感覚で色々な野菜を干してみたいと思っています。