“忙しいときほど考える時間と行動する時間を分ける”ことを意識しています。
忙しくなると、“とりあえずやる”となりがち。何か明確にすべきこと(家事や仕事)が決まっていてやる気が出ないだけであれば「とりあえずやる」と動くほうが吉なときもあります。
でも、忙しくてやるべきことがたくさんある〜という時、やる前に一度立ち止まって、“何をやらないか”を決める時間をつくると、無駄な選択肢がグッと減らすことができます。
選択肢が減ると、いちいち迷わなくてすむ。だから行動が早くなるし、疲れにくくなるのではないかと思います。
今のわたしの忙しい時間というと、やはり朝の時間。
自分のルーティンとしてそこに家事を詰め込んでいるせいもあるのですが、特に今は夏休みということもあり、長女のお弁当づくりという任務がひとつ加わりました。
たったひとつだけのお弁当ですが、食中毒対策として「しっかり冷ましてから入れないと」とか、「ちょっと隙間空いてるところ何入れよう」などと、お弁当づくりに慣れていない素人なので色々と考えることがあります。
そんなバタバタした忙しい朝時間を過ごす中でなんとか日々回せているのは、「考える時間」と「動く時間」を明確に分けて選択肢を少なくしていることがひとつ要因としてあるのかもしれません。
以前にも書いたことがありますが、わたしは夜寝る前に次の日の台所作業の流れをリマインダーリストにまとめています。
作る料理、順番、使う鍋まで決めておくことで、翌日はそれに沿って動くだけ。朝は「何を作るか、どの鍋を使うか、どの順番に作れば効率が良いか」などと、色々な選択肢から選ぶという作業に頭を使う必要がありません。
もちろんその通りに進まない日もありますが、最低限のところさえ決めておけば、イレギュラーなことに頭を使うことができます。
つまり、前日の夜、リマインダーリストを作るのが「考える時間」で、朝はただひたすらに「動く時間」なのです。
もうひとつ、考える時間と動く時間を分けていると気が付いたことは、朝の身支度です。
朝着替える時、何を着ようかコーディネートを考えることに時間がかかるので、今は少ない服で迷わないようにしています。
夏は無印良品のTシャツ3枚、リネンパンツ3着の着回し。
どれも黒やグレーなどの無難な色なので、上下どの組み合わせでもヘンテコな格好になることはありません。
サッと適当にTシャツとパンツを着たら、とりあえず大丈夫なモノを選んでいます。
でも、この前段階には、やはり「考える時間」がありました。
夏のTシャツ選び、ストレスない着心地、シルエット、洗濯に耐えられるタフさなど、コスト的にも何が自分に合っているかを悩む時間はそこそこかかりました。
手持ちのリネンパンツにも合うモノを…と探して見つけたのが無印良品の1,500円程度のTシャツ。
ここに辿り着くまでの調べる時間が「考える時間」。その時間があったからこそ、今は毎日「服を選ぶ」というよりも、「ただ服を着る」という単純動作に変わりました。
選択肢を減らしておくと頭を無駄に使う必要がなく、例えやることが多くても頭を使っていなければ心は平静でいられることに気が付きました。
だからわたしは何事においてもルーティン化が好きなのかもしれません。