最近よく読んでいる石田勝紀さんの本からの読書メモ。
・地頭とは、「どこでも、どのような時代でも、生き抜いていけるだけの素地」
・例えるとしたらパソコンのOSにあたるもの
・地頭を構成する要素は「観る」「考える」「見抜く」「話す」
・勉学だけでなく日常においてできていることが重要
・「日常生活の場すべてを、探究学習の場、学びの場にしてしまう」と、地頭が自然と育つ
【地頭をよくするための5つの習慣】
「前を観る」習慣
・日常使う言葉の種類をプラスに変える
→マイナスの言葉を使うと、子どもは前向きにならない
・失敗や間違いを子どもに量産させる
→失敗や間違いがないと成長しない
・1日のバッドニュースから話してもらい、それからグッドニュースを聞く(さりげなく聞き出す)
・「褒める」のではなく「認める」
褒めるともっと褒めてほしくなり、褒める度合いを引き上げていかないと効かなくなる(親がしんどい)
・マイナスなこと、問題が起こると「じゃあどうしたらいいだろう?」と自動的に反応する
「脳を動かす」習慣
・「要するにどういうこと?」で抽象度をあげる練習(できないうちは「要するに〜だね」と親がまとめてあげる)
・「例えばどういうこと?」で具体的に説明させる
抽象と具体の往復によりロジカルな思考になる
「観る」習慣
・観察眼の養成(この道路の看板は何色が一番多い?赤くなる葉っぱと一年中緑のままの葉っぱは何が違うのかな?)
正解はなくていいイエスノーで答えられないクイズ
「見抜く」習慣
・本質を見抜く練習
・活字だらけの教科書→グラフィックノートづくり
勉強ではなく遊び感覚でオリジナル
図や色を使う
字→図にするだけで全体像がわかり本質を見抜くことができるようになる
「話す」習慣
・人の話を聞きなさいと、聞く習慣はできていても話す習慣は通常意識されていない
「どう感じた?」「あなたならどうする?」「どうしたい?」
ここまでが、本を読みながらメモした記録です。
わたしがこの中から今意識して具体的に実践してみているのは3つ。
ひとつ目は、「褒める」ではなく「認める」ということ。
「見てみて〜!」と工作やお絵描き、けん玉の技を見せてくれることが多いのですが、「おー!すごい上手!」と言うよりも、「〇〇の絵を最近よく描いてるね、好きなん?」「前はできなかったのにけん玉の小さいお皿に乗るようになったね」などなど具体的な事実を話すことで、「ちゃんと見てるよ」と認める感じ。(こんなんでいいのかな)
ふたつ目は、観察眼を育てること。
幼稚園の送り迎えなど歩いているときに、子どもは上(空)や下(地面)をあちこち眺めているので、その目線に沿って「空の雲ってなんで毎日形違うんやろな〜」など雑談的に声掛けをしてみたり。
わたしは家の模様替えが趣味なので、家に着いたら「じゃーん!どこが変わったでしょうか!?」とクイズにしたり。(これは違うのかな)
観察眼の話を聞いて思ったのは、わたしも昔よく遊んだことのある「色鬼」という鬼ごっこ遊びって、ものすごく良い効果があるのでは、ということです。
普段何気なく見ている公園の景色でも、「赤!」と鬼が叫んだ瞬間から赤いものを探しますよね。色に絞って見渡すと、また違った角度からいつもの景色を観察することができそうな気がします。
そして最後、意識していることは「話す」習慣づくり。
最近はお友達とのいざこざがよくあるそうで、「〇〇くんに〇〇された〜」などと話してくれます。
自分が関わっていなくても、友達同士がケンカしてたとかそんな話をしてくれたときは、「そのとき〇〇(娘の名前)はどう思った?」などと聞いてみます。
アイメッセージで伝える練習になればいいなと、わたしが意識できる時だけゆるゆる続けてみようかなと思っています。
勉強は学校で学ぶことができるので、家では日常生活の中での声掛けを意識的にできたら理想。
現実はなかなかうまくいかないこともありますが、いつかどこかで芽が出れば。