前回のブログでご紹介した本や、最近の出来事からわたしが感じた、日本人が多くのモノを所有しやすい3つの理由。
①四季の変化が大きい
春夏秋冬、365日の間に4つの季節が巡ります。
旬の食べ物も外の景色も移り変わるし、それが日本ならではの楽しさと面白さ。
でも、うだるような夏の暑さ、厳しい冬の寒さを乗り切るためには、それなりの装備が必要です。
夏は扇風機、冬はストーブやこたつなどの暖房器具。寝具では、夏は涼しげなリネン、冬はもこもこの毛布。
そして、それぞれの季節に順応できる衣類も必要です。梅雨もあるので雨対策グッズも。
もし一年中同じような気候だったら、持ち物はもう少し少なくていいのにな〜と思うことがあります。
季節ごとに日本ならではの行事があり、さらにハロウィンやクリスマスなど諸外国の文化も取り入れていると、特に子どもがいる家庭ではイベントグッズもそれなりに持つことになりますね。
②戦前戦後のもったいない精神
前回ご紹介した本「あなたの人生片づけます」でも、必要以上にモノを溜め込む高齢女性が出てきました。
「まだ使えるのにもったいない」「とても高価な品物だったのよ」「いつか息子家族が帰ってきたら使うかもしれない」
何も間違っていないし、溜め込む本人が悪いわけじゃない。ただ、周りの環境や世の中がそんな時代だっただけで。
そしてもったいない精神が文化として伝わってきている。モノを大切にする気持ちは大切ですが、ときにそれが色々なストッパーになっていることもあったり。「大切にしたい」から「大切にしないと、捨ててはいけない」と、知らず知らずのうちに重荷になっていることもあるかもしれません。わたしも…。
③防災備蓄が必要
地震や台風の影響で、改めて防災を意識して過ごしている最近。
災害の多い日本では、やはりある程度の備蓄も必要、普段の生活では使わないような防災アイテムも別途揃えておかなければいけません。
①②は色々な工夫や思考の変化でモノの量を減らすことができそうですが、こればっかりは減らしてはいけないモノ。
この防災備蓄のためのスペースをしっかり空けておくために、それ以外のモノを減らしておく必要があることを改めて感じています。
モノを大切にする気持ちと、なんとなくモノを溜め込んでしまう環境。どちらも同居しているのが日本の文化なのかな?と感じました。
自分でコントロールできる部分もあるので、モノとの向き合い方をさらに深めて考えていきたいと思います。