レゴ遊びがきっかけで決まった、わが家のおもちゃの選定基準

わが家の娘たち、長女が小学一年生で次女が年長クラス。

今の彼女たちへのおもちゃ選びには、ひとつ基準があります。

それは、「完成形のおもちゃは選ばない」ということ。

その理由は、紙と鉛筆さえあれば遊べる子になってほしい自分で楽しみをつくりだせるようになってほしいという思いがあるからです。

大人の誰かに、新しいおもちゃに楽しませてもらうのではなく、自分から楽しみをつくる力を付けてほしい。

姉妹が今一番夢中になっている遊びは、お絵描きや工作。本当によくこれだけ飽きないなと思うほど、毎日何かを作っています。

最近は長女が学童で遊んだアイロンビーズが楽しかったようで、DAISOで購入。

これもなかなかの集中力でビーズを並べて遊んでくれています。

結局、こんな風に遊び方が限定されていないものの方が、子どもたちなりに遊び方をあれこれ考える余白があって長く遊ぶことができている気がします。

このことに気が付いたのは、3歳頃の長女がLEGOにハマった時でした。

最初はわたしや夫が子どもの頃に使っていたLEGOを実家から取り寄せて遊ばせていました。昔のLEGOなので形は至ってシンプル。大小の違いはありますが、基本的には長方形と正方形の組み合わせです。

これでいろんなモノを作ることにハマっていった長女を見ていたので、誕生日には今販売されているLEGOセットを購入しました。

このセットは、元からある程度形作られたLEGOで、既に車の一部分の形をしていたり、説明書通りに組み立てられることを前提とした造りだったのです。

初めは物珍しそうにこのLEGOセットでたくさん遊んでいましたが、しばらくすると古い方のLEGOに回帰。

結局何の変哲もないけれど何にでも使いやすい長方形と正方形のLEGOの方が、自由な創作を好む長女には合っていたようです。

この様子を見ていて、完成させていないおもちゃを渡す方がわが子には合っているのかもしれないと感じました。

もちろん赤ちゃんの頃は完成されたおもちゃ(押せば光ったり鳴ったりする絵本など)しか与えることはできません。鉛筆なんて危なくて、持たせるなんてとんでもないですよね。

でもある程度、自分で遊べるようになってくるにつれて、シンプルなおもちゃを持たせてみることで創造力を働かせるきっかけをつくることに繋がります。

LEGOブームは過ぎ去りましたが、子ども部屋のおもちゃ棚には大量のコピー用紙や色鉛筆、シールやビーズといった工作グッズがほとんどを占めています。

文字通り、紙と鉛筆を持って2人でキャッキャと騒ぎながら工作をしている姿をよく見かけます。

旅行に行く時も、白い紙と色鉛筆のみ持参。

ホテルでは家と同じような光景が…!

家にはないテレビがあるにも関わらず、一心不乱にお絵描きをしていました。

完成されていないおもちゃ、そして自由な発想で遊んでもらおうと思うと必要なのが、ある程度余白のあるスペース。

子ども部屋は寝室も兼ねていて、布団を敷くスペースには家具を置いていないので、日中は4畳ほどが余白スペース。

ここでごろんと転がって絵本を読んでいることもあれば、最近はポケモンやプリキュアごっこを楽しんでいる様子。

紙と鉛筆、そして余白スペース。

これを最大限に活かして、他者に楽しみを用意してもらうのではなく、自分から楽しむ力、楽しもうとする力を育てていってほしいと考えています。

とはいえ、そんなわが家でも完成されたおもちゃも少しあります。

例えば、シルバニア。

次女がたまにシルバニアやりたいと言い出すので、押入れから出してきています。

完成はされているけれど、家の中の家具の配置や遊び方は様々なので、これも長持ちしているおもちゃです。