電気を消して家の魅力を再発見

家の中の推しスポットはありますか?

つい眺めてしまう場所、お気に入りのインテリアが飾ってある場所、何もない余白スペース。色々ありますよね。

わが家の推しスポットはどこですか?と聞かれると答えに迷います。

その理由は、季節や時間帯、天気によって推しスポットがころころ変わるから。

わたしは普段、特に平日一人の時間は電気を消して自然光の中で暮らしています。

家族がいない時は、よっぽど大雨で外が暗い時しか電気は付けません。

理由としては、自然光で見る家の中の眺めが好きだから、です。

普段撮る写真も、何を写すかではなくどの光で撮るかで好きな写真が撮れるかどうか変わってくるので、好みの光を見つけるためにも常に自然光の中で生活していたいのです。

わが家は古い和風住宅の平屋。

昔ながらの間取りなので、日当たりの良い南側(家の中では一等地)に客間としての和室、北側に裏方としての台所があります。

住み替える際に中古住宅を探していると、やはり築年数がそこそこ経っている家は北と南で同じような間取りの家が多くありました。

この家も例外ではないのですが、なんと奇跡的に微妙に台所の窓が北東向きなのです…!

以前住んでいた家でも朝に東から差し込む光が好きだったので、この方角と窓の位置を見た時に「ここだ!」と思いました。

(住宅サイトで検索していた時、まず方角と窓の位置を確認していたわたし)

なので、早朝の推しスポットは台所の窓際。

そこから日が登って午前中は台所横にあるちゃぶ台を置いている和室に、明るすぎず暗すぎずちょうど良い感じの光が入ってきます。

そして午後になると、南側の和室にとても綺麗な光が!特に夕方ごろは西陽がよく入るので、畳や柱の茶色い部分がオレンジっぽいきれいな色に変わります。

このように、季節や時間帯によって家の眺めの変化を楽しめるようになると、不思議と余計な買い物をしなくなりました。

インテリアの主役は、余白と障子から柔らかく入ってくる自然光、そしてそれに照らされる洗い物や洗濯物などの生活感。

わたしとしては、これだけあれば十分だ〜と思っています。