休み方は「身体」と「心」を分けて考える

旅行や友達とランチ、のような非日常の休暇ではなく、日々の生活の中での休み方の話をしたいと思います。

わたしは休むのが苦手。休み下手というのでしょうか。

元々心配性なこともあり、先回りしてあれこれ終わらせておきたいタイプ。休もうと思っても、今この時間何かできるのではないかとやることを無理やり探し出してしまいます。

休み出したら永遠にダラダラしてしまいそうな自分が怖かったりもしました。

そうしているから、突然何もやる気が出なくなったり、身体がダルくて動けなる日があったりもしました。

そこで考えたのです。なぜわたしは休むのがヘタなのか。

そこで見つけたひとつの答えが、「身体と心を同時に休めようとするからできないのだ」ということです。

身体と心を同時に休ませることができる人も多いと思います。でもわたしの場合は、身体を休ませる方法と心を休ませる方法がまったく別だということに気がつきました。

先ほども書いたように、わたしは常に何かを進めていたいタイプ。家事でも仕事でも、前に進んでいる実感がないと不安になるのです。だから、心を休ませたいときこそ、身体を動かして家事や仕事をする。つまり心の休息のためには身体を動かすことが必要なのです。

洗い物をしたり洗濯物を干したり、動画を撮影して編集したり、やるべきことをやっていると心穏やか。

次に身体の休め方。

これは畳の上にごろんと仰向けになります。スマホも本も持たないようにして、ただひたすら天井を見て寝転ぶだけ。

でもこの間、頭と心はフル回転。次に何をするか、どう動けば効率が良いか、段取りを考えたりして忙しい。

休む=身体と心を同時に休ませなければと自分に言い聞かせていたときは、物理的に身体を休めていても心が気忙しくなっていることに対して「休めていない、やっぱり休み方がヘタだ」と自己否定していました。

でも、身体と心の休ませ方は別だと気付いてからは、堂々と寝転びながら心を働かせています。

仰向けになって頭と心を動かしていても、いつの間にか寝てしまっているときは、本当に身体が疲れているサイン。

なんとなく疲れを感じているけれど、はたしてそれは身体なのか心なのかわからないとには、とりあえずこうして仰向けに寝転がるようにして試しています。

幸い、わが家は床面積の7割以上が畳の和室。休日もエプロンを付けたまま突然仰向けに寝転んでいるので、夫や娘たちにぎょっとされています…。

うまく休めない、休み方がわからないという方は、身体と心それぞれの休み方を考えてみてはいかがでしょうか。