素直に謝れないときのために、持っておきたい糸口言葉

家族と衝突したとき、わたしはなかなか自分から素直に謝ることができません。

自分が悪ければそこを詫びて仲直り、お互いさまでも素直な気持ちを伝えて仲直りが一番良いと頭では分かっていても、どこかで意地を張ってしまって、「ごめん」の一言が出てこないのです。

仲直りには謝ること、話し合って気持ちを伝え合うことが最良の策だと理解している前提で、今日のお話をしたいと思います。

素直に謝ることが苦手なわたしは、夫、娘、それぞれに対して、ギスギスした雰囲気を和らげるための会話の糸口を用意しています。

まずは夫に対して。

ケンカとまではいかないまでも、なんとなく険悪ムードになることがあります。

休日は夫がドリップコーヒーを淹れるのですが、ここがチャンス。

「わたしもコーヒー飲みたいな」と一言声を掛けるのです。夫もおそらく会話の糸口を探しているので、「おぉ、わかった」みたいな感じで一言交わす。それだけで、次の会話に繋がっていつの間にか元通りということに。

険悪ムードのときに夫の方から「コーヒー淹れるけど飲む?」と聞いてくれることもあり、わたしが「じゃあお願いしていい?」と返すパターンもあります。

お互いコーヒーに特別こだわりがあるわけではないけれど、なんとなくこの会話が和解の糸口になっていることが多いです。

次に、娘たちに対しての場合。

今日も怒りすぎてしまった、でもそれは長女(次女)がこんなことしたから…と気持ちがザワザワしたまま寝る時間になってしまう。

翌朝はケロリとした顔で起きてくることは分かっているのに、嫌な気持ちのまま眠りにつかせたくないし、わたしも気持ちをリセットして寝たい。(それなら素直に謝れば良いのにと自分でつっこんでいますが)

そんな時の娘たちとの会話の糸口は、「明日の朝ごはん何食べる?」です。

食いしん坊姉妹だからこその糸口言葉なのですが、こう聞くと「んー、サンドイッチ」とか「おにぎりにする」とか、ぶっきらぼうでも何かしら返答があるのです。

それをきっかけに「明日はキウイもあるし食べる?」と聞こうものなら、「うん食べる!そんでサンドイッチにはチーズ絶対入れてほしい」とか「おにぎりはわかめごはんにして〜」と会話が続き…。

「じゃあ明日を楽しみに寝よか。おやすみ〜」というように、お互いモヤモヤせずに眠りにつくことができています。

ケンカした時、ケンカしてなくても相手の機嫌が悪い時、なんでこっちが機嫌取って話しかけないといけないんだ!と逆にイライラしてしまうとき。(わたしめっちゃ性格悪いやん…)

半ば事務連絡のような内容の方が、気負わず気楽に話しかけられることに気が付いてからは、こんな風に険悪なムードを打破しています。

百発百中ではないけれど、持っておくに越したことはない糸口言葉です。