蒸籠とスチーマーの使い分け

蒸すという用途では同じ蒸籠とスチーマー。

わたしなりの使い分けについてお話したいと思います。

使い分け①平日か休日か

平日の朝は時間に追われているので、少しでも時短したいところ。そんな時に手に取る頻度が高いのは、やっぱりスチーマーです。

蒸籠は使う前に水で濡らす必要があり、使ったあともしっかり乾燥させておくなどの手間が発生。

スチーマーは何も事前準備が必要なく、いきなり切った野菜を入れてオッケーな手軽さがあります。

下鍋と蓋はそのままわたしの昼ごはん(ひとり鍋)に利用することで、朝の洗い物の量が少なくなるという地味なメリットも。

とはいえ、やはり蒸籠の佇まいに敵うものはありません。時間をかけて料理できる休日は蒸籠を選ぶことが多い気がしています。

使い分け②何を蒸すか

野菜はスチーマーでも蒸籠でもオッケー。

でも肉や魚は洗剤でゴシゴシ洗えるスチーマーの方が安心感があります。特にシュウマイなどの皮がくっつく系の料理はスチーマーが便利だったり。

ただ、スチーマーは熱が伝わりやすいので、じっくり加熱したい時は蒸籠の方が向いている気がしています。

スチーマーでプリンを作った時、いつもと同じ火加減にしていてもすが入ってしまったのですが、蒸籠ならきれいな表面に仕上がりました。

パンを蒸すのも蒸籠の方がじんわり蒸されていい感じな気がしたり。

2つの使い分け方をお話ししましたが、結局のところ、この2つを掛け算して使い分けていることが多いです。

肉や魚を蒸すときはスチーマーの方が洗い物しやすいとわかっていても、休日ならあえて蒸籠を選んでその景色を楽しみたいという時もあるし、反対にパンを蒸すだけだけどあとでスチーマーの下鍋を使う予定があるからパンもスチーマーで蒸してしまおうというときもあるし。

あまり明確な使い分けをせず、その時々の状況や気分による言語化できない使い分けも楽しいなと思い始めています。