わが家の年子姉妹は1年と5ヶ月しか差がありません。
成長するにつれ、身体的にも精神的にもその差は縮まってくるものだと漠然と思っていたのですが。
これが一向に縮まらない。どころか、もはや3歳ぐらい歳の差があるのでは?と思うぐらいに次女が幼く見えてしまうのです。
イメージで言うと、「となりのトトロ」のサツキとメイ。少なくとも5歳は歳の離れた姉妹の物語で、姉のサツキはしっかり者、妹のメイはその年齢ならではのおてんばぶりを発揮している姿が可愛らしい。
わが家の姉妹はもっと年齢が近いのに、サツキとメイぐらいの違いを感じてしまうのです。
これはきっとあるあるで、下の子はいつになっても幼く感じるという話もよく聞きますし、下の子(末っ子)は、いつまでも幼いものとして見ていたい親心のようなものも影響しているのかもしれません。
先月6歳になった次女を見ていても、「長女が6歳になった頃は、もう少しなんていうかしっかりして小学校入学も不安なことはなかったなぁ」と感じてしまいます。
次女に対しては、入学してやっていけるのか勝手にヒヤヒヤ。わたしとしてはまだまだ4歳ぐらいの感覚。
この感じ方の違いは、子ども自身の性格が影響しているのだろうなと思っていました。
わが家の長女は真面目でしっかり者。次女は気分やでお調子者。だから実際の差以上の年齢差を感じてしまうのかなと。
でも、最近ふと、昔見たテレビ番組で話されていた言葉を思い出して、もしかしたら違った理由からかもしれないと思い直したのです。
思い出した言葉は、「下の子が生まれると、上の子は実年齢よりもプラス2歳年上に感じてしまう」というもの。
つまり、親の目には下の子が幼く見えるのではなくて、上の子がプラス2歳上に見えてしまっている。順番が逆というか、上の子の見え方が変わるから下の子が幼く見えるという現象なのかもしれません。
ということは、下の子に「早くしっかりしてほしい」と思うのではなくて(きっとこれが本来の6歳らしい姿)、上の子の年齢を高く見積りすぎて無理をさせていないかを省みるべきなのだと気が付きました。
長女に対して「いつもしっかりやってるな〜」と褒めることが多いのですが、あまり言いすぎてプレッシャーになってもいけないし、塩梅が難しい部分。
ついつい手のかかる下の子に意識が向きがちですが、そういう時こそ「上の子に過度にしっかりさせすぎていないか、年相応の甘え方をさせてあげられているか」にも気を向けていけたらと思っています。