「何を好きか」より「何をしているときの自分が好きか」が大切

Voicyのトークテーマで「自分を大切にする時間」というものがありました。

まず思い浮かべたのは、自分の好きなことをしている時間(映画鑑賞、読書、ランチなどなど)です。

でも、今のわたしはこれはすべて好きなことであっても、常にどこか後ろめたさを感じてしまうものでもあります。

元々先回りして事を済ませておきたいタイプなので、「今この時間にできることあるのでは」と考えたり、フリーランス業ということもあって「今こんなにのんびりしてていいのだろうか」と、どこかソワソワした気持ちを抱えながら好きなことをしているという感覚。

そこで気が付いたのは、自分を大切にする時間=好きなことをしている時間とは限らないということ。

こう考えると、わたしにとっての自分を大切にする時間は家事時間になります。

やるべきことをやっている、確実な達成感も得られる、家族のためにもなっていることが自己肯定感に繋がり、音声配信や音楽を聴きながら手を動かすことが毎朝の楽しみにもなってきています。

まさに一石三鳥な家事。

 

決して家事が得意なわけでも好きなわけでもなく、かなり適当なやり方ではあっても、自分を否定する要素がなく自己肯定感が保たれる時間。

女優の蒼井優さんは結婚について、「誰を好きかではなく、誰といる時の自分が好きかが重要」とお話されています。

これにあてはめると、「何を好きか」より「何をしているとき自分が好きか」が自分を大切にするうえでは重要なのではないでしょうか。

わたし自身、好きな時間はたくさんあります。

ゆっくりドラマや映画を観たり、本を読んだり、コーヒーを飲んだり、買い物に行ったり。

でも、何をしている時の自分が好きかと問うてみると、やるべきことを優先順位をつけて効率的に終わらせていく時間なのです。

疲れた時はリフレッシュしよう、自分を労わろう、と思って好きなことをする時間を過ごしても、なんとなくいまいち復活しないと感じることが多々ありました。せっかく時間をとっているのに、思うように気分が晴れないことにモヤモヤ→さらに自分にとっての新たなリフレッシュ法を探したり。

この負のループは、好きなことをしていてもその時の自分が好きになれていないことによるものでは…。

ごはんを作ったり掃除をしたり、面倒な家事と思いきや、自己肯定感を上げてくれる時間でもあるのだと気付きました。