雑誌『サンキュ!』2月号掲載と、撮影日当日の小話

12月25日に発売された雑誌『サンキュ!』2月号に、わが家も掲載いただきました。

「一年中散らからない家」という特集テーマの取材をしていただき、わたしなりに日々考えていることや家の中で実践している収納などを載せていただいています。

この家に引っ越してきてから初めてプロのカメラマンさんに写真を撮っていただいたり、編集さんやライターさんと暮らしにまつわる色々なお話をさせていただきたり、貴重な経験になりました。

東京から泊まりがけで取材に来てくださり、1日目は取材メイン、2日目は撮影メインでというスケジュール。

実は…というほどでもないのですが、この撮影(特に2日目)には色々なハプニングがありまして。

当日の出来事を振り返りながら、そこから考えたことを記録しておこうと思います。


取材も撮影も娘たちのいない平日の日中にお願いし、1日目は無事に終えることができました。

そして、いざ撮影日の朝。

いつもより食欲のない長女の熱を測ると、37.7度。

…う、う、うそやーん

というのが正直な感想でした。

しょっちゅう熱を出すタイプではないのに、よりによって今日か…。撮影はどうしよう。長女を休ませるということは必然的に次女も休ませるわけで、全然掃除できひんやーんと、一瞬パニック。

いやいや、こういうときこそ落ち着いて、まずは担当編集さんに伝えねばと思い電話連絡。

長女が発熱していて姉妹ともに家にいるということ、長女は座ってテレビを観たりお絵描きをするぐらいには元気にしていることを伝えました。

すると、「そちらが大丈夫であれば、予定どおり撮影させてもらえたらありがたいのですが…」とのこと。(締切日や移動距離を考えると当たり前ですよね)

そこで、当初の予定どおりの時間にお越しいただきました。

なんだか家も気持ちも色々整えられていないし、撮影大丈夫かな〜と不安な気持ちが残っていましたが、今振り返ると逆に良かった点もあることに気付きました。

元々、1日目の取材時に、子どもがいる写真も撮りましょうという話になっていました。

家をきちんと掃除して整った状態で写真を撮ってもらいたかったので、朝のうちに家の写真を撮り、幼稚園の給食を食べ終えた頃にわたしが姉妹を迎えに行って、それから子どもがいる雰囲気の写真を撮るという流れになる予定でした。

でもそうなると、わたしが迎えに行っている時間はお待たせすることになってしまう。

さらに、給食を食べ終える時間が最近は12時を回ることがあると前日のお迎え時に先生から聞いて「やっぱり給食前に迎えに行ったほうがいいか?でもそうなると帰ったらすぐお腹空いた!ってなるし撮影どころじゃないかも」と寝る前までグダグダ考えていたのです。

逆に最初から姉妹が家にいる状態で撮影となったことで、子どもがいる写真を撮りながら、部屋だけの写真を撮る時は「ちょっとこっち来といて〜」と写り込まないように調整したり。

とっても面白いカメラマンさんに姉妹はすっかり懐いて遊んでもらい、描いた絵を編集さんやライターさんに見てもらってお喋りをしたり。(皆さんとても優しく姉妹の相手をしていただいて、感謝しきりでした)

そんなこんなで11時台に撮影が終了。

とてもスムーズな撮影でした!とも言っていただき、少し語弊があるかもしれませんが、長女が熱を出してくれたおかげで、相手の時間を無駄にすることなく終えることができました。

もしかすると、わたしが「姉妹をいつ幼稚園に迎えに行くか、先方の時間を無駄にしてしまわないか」などなど、グダグダ考えているのを見兼ねての発熱だったのか…?と思ってしまうようなタイミング。

回り回って、姉妹が最初から家にいる状態で撮影することが、一番ベターな段取りだったのだと気が付きました。

起こることにはすべて意味がある、と100%信じているわけではありません。

でも子育てをしている以上、「なんでこんなときに限って…」ということはこれからもあると思います。

そこでマイナスな気持ちをズルズル引きずりそうになった時は、この撮影日のことを思い出し、「何か意味があるのかもしれない」と、前向きとまではいかなくともフラットな気持ちで向き合えたらなと思います。

今年の始まりはまだ賃貸での仮暮らし中で、これからの生活がどうなるのか不安でいっぱいでしたが、一年の終わりに素敵な雑誌に掲載いただき、ドタバタながらも充実した2024年だったと思い返しています。

このような機会をいただいたことに改めて感謝とお礼を。