昨日は美容院に行ってきました。
以前ブログでも書いたことのある、前に住んでいた地域の美容院まで、電車とバスを乗り継いで到着。
数ヶ月ぶりに行くと、「10周年」の文字が目に入りました。
わたしが初めてこの美容院に通い始めたのが10年前。まだ社会人になって2〜3年経った頃だと思います。
オープン当初は、わたしが接客してもらっている時間帯は他にお客さんがおらず、3人のスタッフさんと談笑しながら過ごしていたことが懐かしい〜。
それが今では、同じエリアに3店舗も構える大人気サロンに。最初から担当してくださっているオーナーさんの予約を取るには、指名料を支払わないといけないという状態に…!(すごい)
昨日はオーナーさんと「10年てすごいですね」とお話していました。これまでの様々な出来事を聞かせてもらっていると、店の方向性や若いスタッフさんたちを束ねるにあたって、色々大変だったそう。
「あっという間でしたけど、ずっと大変でした〜」と笑いながらお話されていましたが、ここで育ったスタッフさんが美容師界のコンテストで入賞されたり、お店自体を表彰されたり、しっかり目に見える結果も残されている今。
わたしもこの10年の間には他の美容院を試したりする時期もありましたが、結局いつもこのオーナーさんに切ってもらいたいと思って戻ってくる不思議な魅力があります。
ところで、10年前のわたしの話。
独身で時間もお金も自分のためだけにたっぷり使えていた頃。
カットとカラーの後には必ずトリートメント(時には頭皮マッサージまで)してもらい、きれいになった髪でそのまま買い物に出かけたりしていました。美容院で使っておられるシャンプーandトリートメントを家で使ったりもしていたなぁ。
そして、10年後の今。
なんと昨日は髪をカットしてもらっている最中に幼稚園から電話がかかってきて、次女が発熱したとのこと。
微熱程度だったので、急いでカットしてもらい、トリートメントも断って駅まで猛ダッシュ。
電車に乗るまでの僅かな待ち時間で、コンビニで買ったおにぎりを口に押し込み、なんとか幼稚園へ到着。
髪の毛はダッシュしたからボサボサで、ひとりでスタバにでも行こうと思っていたランチはコンビニおにぎりに変わり、明日は幼稚園休ませてお昼ごはんは何にしよう、病状によっては小児科予約した方が良いかも…と目まぐるしく考えて、すっかり美容院に行った余韻は消し去られていました。
でも。
これが今の生活。
10年前には想像もしていなかった、自分のためだけに使えない時間と、自分にしかできない役割。
さらにこれから10年後、娘たちが中高生になる頃には、どんな景色が見えているのか。
そんなことを考えながら、すっかり平熱に戻って元気に遊んでいる次女を眺めています。