一番印象に残っている贈り物

おはようございます。

昨日は保育園の運動会でした〜!三連休は天気悪そうと思っていたのですが、昨日はまずまずのお天気で無事に開催◎うちの姉妹は初めての運動会でしたが、楽しんでみんなと身体を動かしている姿にホッ。と同時に、あれはわが子なのか?と思うぐらい、集団の中では家と全然違う顔をしていて、それも新鮮でした。


さて、今日は雑談になります。三連休の中日にゆるーく読んでいただけたら嬉しいです。

皆さんにとって、今まで他人からいただいたもので、特に印象に残っていたり嬉しかったものは何でしょうか?

わたしが一番印象に残っているものをくれた人、というよりも、それに気付かせてくれた人はです。ただ、その時にはそれほど有難いと思わず受け取って、後にじわじわと、じんわりと、とても貴重なものをもらったなと実感している、というようなものの話。

今から9年ほど前、わたしが人生最大に落ち込んだ出来事が起こりました。当時付き合っていた彼氏に突然フラれたのです。そんなこと?と今のわたしなら思うのですが、学生時代から4年ほどお付き合いしてこのまま結婚したいと思っていた矢先のことだったので、目の前が真っ暗になりました。

かろうじて仕事には行っていましたが、体重は4キロ減り、夜はお酒を飲まないと眠れない状態がしばらく続きました。(この時は一人暮らししてて本当によかった)

こんな時、普段仲良く他愛もない話ができる母や妹とは会う気になれず、ふと父に会いに行こうと、なぜか思ったんです。父とは必要最低限しか話すことがなかったのに、不思議ですよね。

そして、父に連絡し、電車で1時間程の距離にある会社へ、昼休みの時間に会いに行きました。

会社内の食堂で一緒に昼食を食べましたが、何を話したかは全然覚えていません。「フラれてん〜」と暗くなりすぎないように報告したような気がします。

そして昼休みの終わり頃に、「ありがとう、買い物でもして帰るわ」と言うと、「あと1時間は大丈夫。時間休とってるからコーヒーでも飲みに行こう」と父が言ってくれたのです。

そして父がよく行くというカフェに行き、再び向かい合ってのお茶タイム。ここではなぜかスラスラと話したいことが素直に話せたような記憶が(やっぱり具体的には覚えてないけど)

おかげで、少しスッキリして前向きな気持ちで帰りの電車に乗ることができました。

この時、父からもらったもの。1時間という時間です。この1時間の時間休をとれるように、前もって仕事の段取りを組んだり調整してくれたことは、当時社会人3年目のわたしにも想像できたことですが、誰かが自分のために時間をとってくれるって、ものすごく尊いことだと今になって改めて感じています。

今になって感じている理由は、きっと今の自分に時間がないから。仕事、家事、育児に追われ、自分時間を取る工夫をしていても、思うようにいかない日が多い毎日の中で、誰かと会うために時間をとるということは、それほどの体力と気力がないとなかなかできないことです。

ある意味、お金を差し出すよりも時間を差し出す方が難しいのかも。時は金なりとはよくいったものだなと。

だからこそ、父がくれたあの1時間は、形としては残ってなくても、心にずっと残っているのだと思います。

夫に対しても、わたしが行きたい場所へ行くために有休を合わせて車で連れて行ってくれる時間(わたしは車の免許を持ってないのです)をとってくれることがたまにあるのですが、「あの時は雨が降ってる中連れて行ってもらった」という情景とセットで覚えているほど、人から時間をもらうというのは後々にまでじんわり心が温まる贈り物だなと改めて考えました。

わたしはまだまだ今の生活に必死で、時間の使い方を勉強中ですが、友達から会いたいと言われたり、子どもたちから話を聞いてほしいと言われれば、迷わず時間を差し出せるような人でありたいと、そんな風になるための思考と時間管理法を身に付けたい。と、書きながら今ふと思いました。

ということで、雑談に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!