モノ消費とコト消費

おはようございます。

今日は思っていることをつらつらと。お時間ある方はお付き合いいただけたら嬉しいです。

 

 

毎日わたしたちが行なっている消費行動に対して、いろんな名前があることについて。

時代の変遷によって、今はモノ消費からコト消費に変わってきていて、さらにはイミ消費やトキ消費なんて言葉も出てきました。

今日はその中でも特にモノ消費とコト消費についてお話してみたいと思います。

モノ消費:商品の所有に価値を見出す消費傾向のこと。

コト消費:所有では得られない体験や経験に価値を見出す消費傾向のこと。

恥ずかしながら、わたしがこの2つの言葉を知ったのは昨年の春頃。

ミラーレス一眼カメラを持っていたもののオートモードでしか撮影ができず、マニュアル撮影ができるようにカメラ講座に申し込んだという話を夫にした時に、「モノ消費じゃなくてコト消費やん、ええやん」と言われたことがきっかけです。

「コト消費?何それ?」状態だったのでネットで調べてみると、ふむふむそういうことかと納得。

なんとなく、コト消費した自分が大人になったような感覚になったのです。

モノにお金を使うよりコトにお金を使う方が今の時代は価値があるのでは!?なんてことを思ったりとしましたが、よく考えると決してそうとは限らないなと。

例えば、先程のカメラの話ですが、わたしはカメラ講座を受ける前の年にボーナスを使ってカメラというモノを購入していました。このモノ消費があったからこそ、カメラ講座を受けるという体験(=コト消費)に繋がったわけです。

特別な何かを持っていなくても体験できるコトもたくさんあると思いますが、カメラの例のように、モノ消費からコト消費が生まれるケースというのもあると考えると、一概にモノ消費→コト消費の時代になってきていると考えるよりは、お互いに相関関係にある消費行動なのでは…と感じました。

もう一つ、モノ消費がまだまだ続くと思う理由。

以前も書かせていただきましたが、わたしは日頃よくラジオを聴いています。

様々なパーソナリティさんの考え方や体験談を聴くのを楽しく感じているのですが、そこそこ著名になられたパーソナリティさんの何名かの方が自分の商品を開発されていくことがよくあるなぁと最近思っています。

もちろんマネタイズ的な観点もあると思いますが、商品開発に辿り着かれる理由には「モノでしか伝えられない何かがある」ということも一つあるような気がしています。

それは、モノ作りへの想いをお話されていたり、購入者さんと想いを共有できて嬉しかったというエピソードからも伺えます。

モノ消費の魅力は、ラジオのパーソナリティさんだけでなく、普段わたしがモノ消費をしているお店でも感じます。

OURHOMEさんは、販売されているすべての商品がオリジナル商品で、細部にまでEmiさんやスタッフさんの想いが詰まっているなぁと感じます。

実際に店舗へ足を運んだりしたことがなく、いつもオンラインショップでの購入ですが、届けられる商品(モノには)には想いを運ぶ力があるんだなぁとしみじみしたり…。

 

持ち運びしやすいポーチ

 

北欧暮らしの道具店さんも、オリジナル商品の販売が多くて、その商品ページには商品開発への想いが溢れんばかり!ストーリーとして読むのも楽しく引き込まれていく魅力があります。

 

リネンのルームウェア

 

話がとっちらかってきたのでまとめると、モノ消費とコト消費はどちらに価値があるとかではなく、それぞれでしか体験できないことがあって、モノ消費の果たす役割はこれからの時代もとても重要。そして、わたしたちは消費行動に優劣を付けるわけではないけれど、今お金を支払うことは何消費に当てはまるのかと意識することで、自分が今何を本質的に求めているのか認識できるなど有意義な消費行動ができるのではないかと考えました。

思ったことを文章にするって難しい…。最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました!