1日の家事の8割を朝に詰め込んでいるわたし。
今まではいかに効率的に作業を進めるかを念頭に置いて順番を決めていましたが、最近は流動的に組み替えながら進めることができるようになりました。
時間管理に対しての考え方が変わったからです。
そもそも時間管理って何のためにするのでしょうか?
時間を守る、時間通りに終えることは手段であって、その先の目的を明確にしておくことが大切だと感じています。
時間管理と意識しすぎると、いかに効率的にあてこむかというシステマチックな考え方に。仕事などはそれが良い場面もあると思います。
でも、時間管理を目的にするのではなく、その先の目的に度々立ち返ることで、もっとここの時間削っても大丈夫そうとか、この順序を入れ替えても本来の目的にはさほど影響しないならとか、違う視点から時間を組み立てたり見直すこともできるのでは。

わたしのこれまでの朝家事の時間管理の目的は、「目標時間までに家事を終えて、子どもを送ったらすぐに仕事に取り掛かれるようにしたい」でした。
そのために一番効率的かつ合理的な順番で家事を組み立て。そのときの流れはこんな感じです。
洗濯物→筋トレ→料理→洗い物→トイレと洗面台掃除
トイレと洗面台は家族みんなが使ってから掃除すると、きれいな状態を保てるので最後の方に。これが一番、効率的。
でも、ここ最近は、「家族みんなが元気に笑顔で、それぞれの場所に出発してほしい」という目的に変わったのです。
特に長女は先月の運動会前、体育の時間が急増していることが本当に辛いらしく、毎朝行き渋りとまではいかないのですが、なかなか家を出ようとしませんでした。一緒に登校班の集合場所へ行ってもわたしの側を離れず、別れる時は涙ぐんでいたことも。
次女も幼稚園に行きたがらない時があったり、夫は夫で会社でもしかしたら今日は重大な案件と向き合う日なのかもしれない…などと想像すると、せめて元気に送り出すぐらいはわたしの役目として頑張りたいと思うわけです。
それなのに、自分の家事の順序を守りたいがために、早く洗い物や洗濯をしたいから無理に起こしたりとか、食べるのをせかしたりとか、「歯磨き早くしてや〜」と何度も言ってキリキリした空気を醸し出すのは、全然目的に合っていない。
家族の行動に合わせて家事をこなしていくためには、こちらが柔軟に組み替えられる大らかさが必要。
そこで、やるべき家事項目はそのままに、順序だけはその日によって臨機応変に変えるようになりました。

これまでルーティン化してきたことにより、それぞれの家事にかかる所要時間は大体把握しているので、「今日はゆっくり寝てるな」という日だったらわたしだけ先に朝食を食べたり、先にメイクを済ませて洗面台掃除を終えたりと、できることから終えていくようになりました。
トイレ掃除は朝イチに変更。家族がそれぞれトイレで用を足してから朝家事後半に掃除していたけれど、潔く先に済ませておくことで家族の動きを気にしなくて良くなり、そしてイヤホンを付けて済ませたい家事を前半に固めておくこともできて一石二鳥。
朝家事ラストの掃除は、フローリングワイパーをしてから掃除機の順番で進める方が、ワイパーで集めた埃を掃除機で吸うことができるので効率的なのですが、ここも日によっては逆の順序に。
ちょうど朝の準備を終えた姉妹が動画を観るタイミングと、わたしの掃除のタイミングがかぶり、掃除機の音で動画の音声をかき消してしまうのです。
そこで、姉妹が準備している間に先に和室の掃除機がけを済ませ、動画を観る時はワイパーがけをするという順にする方が、娘たちも動画を気持ち良く楽しめるかなと。
ワイパーで集めた埃を吸うときだけ再度掃除機をかけるというイメージでやっています。

普通のことに思われるかもしれませんが、ルーティン化によって何も考えず手を動かす方がラクなわたしにとっては、毎日少し順番を考えて変えるというだけでも大きな変化なのです。
もちろん家事効率としては毎日かちっと決まった順序でする方が良いのですが、そもそも何のための時間管理なのかという目的に立ち返ることで、色々と見えてくるものがあるのではないかなぁと思っています。
ちなみに、このブログも家族の起床を待っている朝6時前に下書きを書いています。
とはいえ、これはわたしが現在在宅ワークでフリーランスなので家族の中で一番時間の融通がきく立場だからできること。
朝次女を幼稚園へ送って、そのまま出掛ける用事のある日の朝は、結構家族を急かしてしまっています。なにせ田舎なもんで、バスを一本逃したら1時間待たないといけないのです…。
その日その日で目的は変わるのでイレギュラーな日もあることは認めつつ、基本的には「家族が元気に出発してくれること」をわたしの目的として、朝家事のタイムマネジメントをしていきたいと考えています。