わたしは社会人になってから、ずっと仕事服=私服で過ごしてきました。
会社員の頃は制服がなく、オフィスカジュアル程度に収まっていれば基本的に何でもOK。
そして在宅ワークになった今も仕事服=普段着。完全に私服です。
働き方は変わりましたが、会社員の頃からずっと変わらない服選びの基準があるので、今日はそのことについて書いてみようと思います。
わたしが取り入れている基準は「型は同じで色違いにする」というやり方です。
たとえば、同じ形のブラウスを白とネイビーとベージュで揃える。それに合わせるパンツやワンピースを黒とカーキで揃える。
こんなふうにすると、印象は変えられるのに、動き方は全く変えなくて良いというメリットがあります。
型が同じだと、体がもうその服に慣れているので、立ったり座ったり、トイレに行ったりするときに「この服はどう扱えばいいんだろう」と迷わなくて済みます。
逆に型を変えると、ちょっとした所作まで変わってしまう。意識がそこに向いてしまうということになります。
今の在宅ワーク、パソコン作業以外にカメラを使った撮影が多くあります。
料理したり、座ったり立ったり。和室なので椅子に座るというより畳に正座した状態から立ったり膝立ちで移動したり。
ここで同じ服の扱い方に身体が慣れていると、そこに気を使わず作業に集中できます。
これぐらいの足さばきができるとか、立ち上がるときに裾を踏まないように無意識にできるとか。
トイレの例えはイマイチかもしれませんが、たとえば仕事の休憩時間が残り数分しかないとき、トイレに行こうとしたとして、たまたまワンピースなどの裾が長い服、オールインワンのような服を着ていたとしたら。
毎日そういった服装なら慣れているので問題ないのですが、たまに着ている服だったとしたら、裾が床につかないように気を使う必要があったり、想定よりもトイレを済ませるのに時間がかかって焦ったりします。無意識に気を使っている感じ。
会社員の頃はヒール靴を履いていたのですが、靴もなるべく型は同じで色違いのものを買うようにしていました。
ヒールの高さ、このぐらいのスピードなら走ることができる、安定性など、靴の特徴を体が覚えているので身のこなし方が自然で、ぎこちなくなる恐れがなくなるからです。
休日に着る服や靴はおしゃれを優先して好きなものを着ていたし、今もよそ行きの(古い表現)ワンピースを1着持っています。おしゃれして出掛けたいときは、多少のぎこちなさを差し置いてでも特別な服を。着ている服を存分に意識して。
でも、仕事服となると、いかに自分の服装に無意識でいられるか。それが集中力にも繋がってくるからこそ、安定して動ける服装に統一することを第一に考えることが多いです。
色が違うだけでも、気分や印象がちゃんと変わります。
たとえば「今日は明るく見せたいから白にしよう」とか、「落ち着いた雰囲気にしたいから黒にしよう」とか。自分の気持ちや会う人に合わせて、さっと選べる。
色違い制服化のいいところをまとめると、
①朝の決断疲れを減らせること。
②型をそろえておくことで安心して動けること。
③色違いで揃えることで変化も楽しめること。
朝の身支度をラクに、仕事中の安心感を集中力に繋げていきたいものです。