わが子に対して勉強が良くできる子になってほしいとは思わないのですが、とにかく勉強を嫌いになってほしくない、好きでなくてもせめて淡々と取り組める程度のスタンスでいてもらいたいと思っています。
そのために、知育とまでは行かないのですが、その一歩手前の土台づくりをしています。
これは娘たちのためというよりも、わたし自身のためという方が強いかもしれません。
わたしは人に何かを教えることが本当に苦手。勉強しなさいとか、口うるさくもなりたくない…。
そう考えたとき、とりあえず娘たちが勉強に対して苦手意識を持たないで自分から淡々と取り組んでくれる環境をつくりたいと思いました。
そこで実践していることを3つご紹介します。教育の専門家でもなんでもなく、実証実験をしたわけでもありません。あくまでひとりの母としての感覚でのお話しになります。
①勉強で使う道具に遊び感覚で触れさせておく
3歳ごろから色鉛筆の収納場所に定規も入れていました。
片手で定規を押さえながらまっすぐ線を引くって意外と難しいこと。お絵描きを楽しむ中で知らず知らずのうちにまっすぐ線を引けるようになっていました。
定規に書いてある数字は、「これなに?」と聞かれるまでこちらが教えることはせず(なにせ教えるのが苦手なので)、娘から質問があったときに「長さを測る数字やで」と答えた程度。
今は分度器や三角定規を工作グッズにしてもらっていて、次女は分度器を使ってきれいな丸を描いています。
正直、分度器や三角定規を何年生のいつ頃使うのかは知りません…。
でもきっといずれ触れることになるだろうし、初めて使う学用品への抵抗感も予め拭っておけたらいいなという気持ちです。
次女は新しいものに触ることを楽しめるタイプなのですが、長女はワクワク感よりも抵抗感を観タイプ。
なので、なるべく入り口を勉強ではなく遊びとして触れる機会を持ってもらえたらなと思っています。
②日本地図を目にする機会を増やしておく
これは、わたしの実体験からの実践です。
特に高校受験の時は、頭に日本地図や県庁所在地、その地域の気候が頭に入っておらず苦労しました。
勉強として詰め込んで覚えてもすぐに忘れてしまうので、定期的に何度も暗記しなければいけませんでした。
地図は地理の勉強だけではなく、歴史や政治のような時事関係のことにも深く関わってくるので、後々の大学受験や就職試験、社会人としての会話にも広く関わってくるもの。
位置関係や気候など、ざっくり頭に入っているだけでも理解度が違うなと感じています。
そしてこれは短期間で一時的に記憶しても忘れやすい。
普段から馴染んでおく必要があると痛感しました。
国語で文章が読めるようになること、算数で四足計算ができるようになることと同じぐらい、地図に馴染んでおくというのは学習の土台になるのでは。
お風呂に日本地図貼っていて、旅行に行ったら「ここに行ったね」「次は〇〇県に行きたいな」と実体験と紐づけて記憶してもらえたらなと。
おもちゃとしては日本地図パズルと世界地図パズルを持っています。
これはブームがあるので、一時期ハマってやっていると思ったらまったく遊ばない期間もあり…の繰り返しなのですが、とりあえず地図に触れられる機会、接触回数を増やしていけたらと思っています。
③睡眠時間をしっかり確保する、生活リズムを整える
一番大切なことは、やっぱりこれだと思います。
いろんな本を読んだり人の話を聞いていても、睡眠に優るものはない。
早寝早起き朝ごはんで、その日一日の体調と気持ちを整える。これが親として一番できることなのではなきか、と思います。
せっかく色々な学習や体験をさせても、土台の睡眠ができていないと積み上がりません。
生活リズムが整わず体調を崩すことが増えて学校を休むことになると、ここでまた勉強への苦手意識が生まれることもあるかもしれない。
そう考えると、結局勉強嫌いにならないためには、毎日学校に行って順を追って学習内容を理解していくことも必要だと思っています。