先日、Voicyの「学びの引き出しはるラジオ」で聴いた放送。
パーソナリティのはるさん自身、子育てが楽しい、子どもといる時間が好きという人は本当にこの世の中にいるのか、ずっと不思議だったそう。
わたしもこれにはすごく共感でした…。
仕事が好き!というタイプではなかったので、子どもが生まれたらしっかり育休3年間取るぞと思っていたのですが、実際は子どもと24時間いる方がしんどく感じるように。
結局、長女の時は一年、次女にいたっては半年の育休しか取らずに職場復帰。
そんなに好きではない仕事でも、ある程度先を見通せて行動できること(スケジュール通りに進む、昼休みの時間が確保されている、好きな時にトイレに行ける、など)が、これまで当たり前だったのに自分の思った通りに能動的に動ける日常が、とても尊いことに気が付いたのです。
休日は子どもとゆっくり遊んであげられるチャンスだと頭の中で理解していても、どうしても自分のペースで動くことができない休日。
平日の方が精神的にラクに感じていました。
そんなわたしはやはり子育てに向いていないのではないか。周りで子どもと楽しそうに遊んでいるお母さんを見ると、この人は心から子どもといることを楽しめているの?本当に?と疑ってしまうほどに、自分が普通なのかそうでないのか分からなくなってきていました。
これはわたしの自分本位な性格のせいなのかなとぼんやり感じていたのですが、今回のはるさんの放送を聞いて、とても腹落ちしたのです。
能動的に動くことが好きな人、マルチタスクで同時並行、効率性重視、自分のペースで動いている人は、受動的な構えができる人に比べると子育てにストレスを感じやすい。
子育ては子どものペースで動く必要があり、相手に合わせて行動する力が必要なのです。
受動的と聞くと、なんとなく自分の意思がなくマイナスなイメージを持っていたのですが、相手(子ども)に合わせて(苦痛なく)行動できるなんて、素晴らしい能力。
わたしは能動的な部分が多いから、子育てを辛く感じる瞬間が多いのかもしれません。
この話を夫としていたら、もう一つ気付いたことがありました。
人は能動的な側面と受動的な側面を持ち合わせている、ということです。
夫いわく、自分は仕事中は能動的、家に帰ると受動的になるとのこと。
たしかに夫と同じ職場だったとき、勤務中は能動的に動くイメージがありました。
でも子育てが始まると、わたしよりうまく子どもに合わせて行動しているのです。
わたしの場合、日々の生活を回すことにはかなり能動的。家事の仕組みや、生活動線を意識した収納を考えることはわたし主導でやっています。
でも、家の生活の範囲外、外出となると一気に受動的に。どこに行くか、旅行のプラン、交通手段、ごはんを食べるところ、全部家族か友達に決めてもらいたい人。
すべてのことに受動的な構えができないわけではないと思うと、子育てに対しても寛容さを持てる希望を感じたり。
人より子育てが苦手、ストレスと感じていた原因を言語化してもらえた気がして、とてもすっきりした放送でした。