【住み替え計画】大好きな家を売却すると決められた要因

おはようございます。

前回に引き続き、住み替えの話。(最近の頭の中こればっかり)

家族のこれからの生活を考えると、夫の会社近くに住む方がいいまずは家を売却することがスタートということは、頭ではよく理解できていたのですが、なかなか心の整理がつかなかったわたし。

そんな中で今回納得して売却できた要因についてお話しようと思います。

本当〜に、悩んで悩んでの決断でした。注文住宅ということもあって、間取りや外観という大きな部分から、床材や窓枠など細かいところまですべて自分たちで決めて建てた家。そして娘2人が5年間育つ中で、あれこれ暮らしやすく工夫してきた愛着もあり、この家を手放すということがあまり想像できていませんでした。

そんなわたしが売却するということに納得できたのは、「人」との出会いです。

きれいごとと思われるかもしれませんが、実際に振り返ってみると人との出会いが大きいなと実感しています。

まずは、売買の仲介をしてくださる不動産業者さん。少し前にお話したことがありますが、今年の春頃に自宅の売却を考えていたときに、夫が見積もりを依頼していた業者さんのうちの一人でした。

機械的な話だけではなく、わたしたち家族の今後にとってどのような進め方がベストか、そこから話してくださったこと。色々なお話をしている中で、この方にならこの家の売却をお任せしてもいいと思えたのです。

そしてもう一つの出会いは、次に住んでくださるご家族。内覧にはお子さんも連れて来られたのですが、わが家の2階の子ども部屋やリビングでのびのび遊んでくれて、その姿を見ながら大人も談笑していました。ご夫婦もとても良い雰囲気の方々で、このご家族に住んでいただけるのなら家も嬉しいんじゃないかな、と思えたことも大きかったです。

このように、人との出会いによって大好きな家を売るという決断ができたのですが、、、。

売れたということは、わが家の住み替え計画がスタートできるという喜ばしいことで納得して売却できたのですが、やはり寂しさはどうしても残ってしまうのです。

そんなとき、たまたま小川奈緒さんのエッセイを読んでいたら、とどめを刺すように(笑)自分の中にストンと落ちる言葉と出会いました。

「手放す、ではなく、引き継ぐ」

奈緒さん自身も長年連れ添ったソファーを知人に譲られたというエピソードが書かれており、それは手放すというより引き継ぐという感覚とのこと。

手放すというと、そこから一切の気配を消すイメージがありますが、引き継ぐというと、わたしたちが5年間住んできた実績も含めて次の方にバトンタッチするようなイメージ。

そうか、「引き継ぐ」と考えたら、なぜか心がザワザワせず、その日が来るまで大切に住み続けようと思えたのです。

この家を去ったとしても、わたしたち家族が5年暮らした大切な場所であることは変わりないので、家に感謝しながら残りの日々を過ごしていこうと思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!