おはようございます。
今朝は姉妹そろって5時起床…。最近寒くてゆっくり寝てくれる日が多かったので久しぶりの早起きでした。(もうちょっと寝ててーと心の中で叫んだ)
今日は、最近観たドラマについてお話したいと思います。
2019年にWOWOWで放送された「坂の途中の家」というドラマをご存知でしょうか?自分の子どもを殺めてしまった母親の裁判、その裁判員に選ばれた主人公をめぐる、家族について考えさせられるヒューマンサスペンスです。
当時わたしは1歳の長女の育児をしながら次女を妊娠しているという状況でした。内容に興味があったので観たい!と思ったのですが、わが家はWOWOWに加入していないので本を読むことに。
原作は角田光代さん。この方の小説が元々大好きだったのですが、「坂の途中の家」はこの時初めて出会った本。
重ためな内容で、母親という立場で共感しすぎてしんどいところもありながら読了しました。
そこから数年経ち、先日1ヶ月間だけ登録したFOD(話題のドラマ「silent」を観るため)で、なんと「坂の途中の家」が観れるではないか!ということに気付いて、やっとドラマ版を視聴できました。
いつもなら、ドラマをゆっくり観る時間がもったいなく感じて、スマホを見たり料理をしながら、ながら見をすることがほとんどなのですが、このドラマに関しては片時も目を離せず、一言一句聞き逃せないシーンばかりで、次女が昼寝しているタイミングに集中して観ていました。
(以下ネタバレあります)
生後8ヶ月の娘を殺めてしまった母親に、どんどん自分の過去を重ね合わせていく主人公と、それを取り巻く家族との関係性、主人公だけでなく様々な事情を抱えた裁判員たちの葛藤が手に取るように感じられ、この本は映像化されてよかったパターンやなと思います。(誰目線)
特に印象に残っているのは、裁判官のひとりである女性の言葉。この女性裁判官も乳児の子育て中であり、仕事と家庭の両立に悩みながら裁判に携わっているのですが、「女は外でどれだけ頑張っても、母親失格なら人間失格なんですよね」と主人公に声を掛けます。
この言葉を聞いて、世の母親が生きづらさを感じている原因はこれだーと思いました。女性の場合、役職が上がって管理職になったとしても、「母親」という役割がメインに立ってくる。仕事で評価されたとしても、母親としてダメなら全部だめって辛いですよね。
男性なら家庭を多少犠牲にしてでも、仕事で成果を出せば、「すごい人」認定されるような気がするのに。
女性と男性の差でモヤモヤはしつつも、なぜ母親が社会で生きづらいのかという部分を、このドラマの中で言語化してもらえて少しすっきりした気持ちになりました。
他にもたくさん考えさせられることがあり、本当に観てよかった!柴咲コウさんをはじめ、俳優さんの素晴らしい演技にもどっぷりハマりました。
皆さんも機会があれば、ぜひご覧ください◎
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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