「自分を変えるって考えるんじゃなくて、『新しいあたし』を増やしていく」 

おはようございます。 

だんだん朝明るくなる時間が遅くなってきて、夏が終わりに向かってるんだな〜と感じている朝です。

さて、今日は2回目の好きな言葉シリーズです。

お時間あれば、最後までお付き合いいただければと思います。

 

 

昔から「自分探し」という言葉をよく耳にします。本当の自分はどこにいるのか、人生をかけて探すようなイメージ。

わたしも、中学生ぐらいから自分とは何だろうみたいなことを漠然と考えていたな〜と記憶しています。

そのまま大人になり、社会人になり、本当の自分や自分らしさみたいなものが分からないまま過ごしていた時に出会った言葉↓

「自分を変えるって考えるんじゃなくて、『新しいあたし』を増やしていく」

 

「すーちゃん」 益田ミリ

 

はい、またまた益田ミリさんのすーちゃんシリーズ。

もう一つ、この本の中の言葉で好きなところ↓

「自分探しってなんだよ 世界にたったひとりしかいない本物の自分を 自分が探してどうすんの それじゃあ自分がかわいそうだよ」


「すーちゃん」 益田ミリ

こんな風に「自分」を捉える発想があるんだ!と、わたしの中では新しい感覚でした。

自分を探すのではなく、新しい自分を増やしていく。そう考える方が楽しく毎日を過ごせそうですよね。

 

 

そしてこの話と最近繋がったのが、よく聴いているラジオ番組として以前書いたこともあるワーママはるさんの「学びの引き出しはるラジオ」の「#454 私の存在認識と分人思考」というタイトル回の話。

https://voicy.jp/channel/862/91956

この中では、平野啓一郎さんの本を用いて、自分というものは分人の集合体であるというお話をされていました。

例えばですが、わたしは夫の妻であり、子どもたちの母であり、会社員でもあり、わたしの母から見ると子どもでもあり…。

この他にも高校時代の友達、大学時代の友達など、接する相手やその時の役割・立場によって言動が異なります。

会社員としては慎ましくしていても、家の中で夫には威圧的だったり。笑

どの環境下においても、一貫していつも同じ自分でいることは限りなく不可能に近いし、いつも一貫していなければと思う気持ち(=本当の自分はただ一つだと思う気持ち)って、すごくしんどいですよね。

自分というものは複数あっていいし、それが自然なこと。新しい自分が増えていく感覚を楽しめたら、もっと人生の幅や奥行きが広がりそうな気がします。

はるさんのラジオを聴きながら、「すーちゃん」に書かれていた一節が、なぜ自分の心に残っているのかという理由について消化できてすっきりしました。

自分は「探す」のではやく「増やす」もの。

嫌なところ良いところも含めて全部自分!

ということで、まとまりのない話になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました^^