おはようございます。
今日はわたしが読んだ本の中で、心に残っている言葉についてお話したいと思います。
昔から本を読むのが好きなのですが、社会人になってから繰り返して読んでいるのが益田ミリさんの本たち。
特にゆるい漫画で綴られている「すーちゃん」シリーズは、気持ちが落ち込んでいるときやモヤモヤする時の救世主。
独身女性の一人暮らしの記録で、ゆる〜く見える漫画なのに、一言一言に深く考えさせられたり共感したり…。
読み終えると心の芯がぽっと温まっている気がします。
特に、「結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日」という本の言葉がなんとも深い。
すーちゃんが通いたいと思ったヨガスタジオの会費が月一万円。
これを老後の貯えにしていけば…と思うと同時に、すーちゃんは「遠い未来が、今ここにいるあたしをきゅうくつにしてる」と感じ、ヨガスタジオへ通うことを決めます。
そしてこの本の最後には、「未来のためだけに、今を決めすぎることもない」とつぶやくのです。
たしかに、将来への漠然とした不安は尽きることなく、貯蓄もあった方が良いにこしたことはありません。
でも、先のことを案じるあまり今現在の選択肢を狭めていて、その先にある未来も結局狭い選択肢の中から選んだものでしか出来上がらないのかもしれないと感じました。
お金に限らず、人付き合いもそう。
今この人と付き合っておいた方が将来困らなさそう、なんてことがよくありますが、その関係が心地良いならまだしも、今の自分がしんどければその関係はやめた方が、健全な心を守る意味で未来のためかもしれません。
今がよければ良いということではなくて、先の事を考えて行動するのはもちろん大切。
でも、そのことばかりに意識が飛んで、今自分がどうしたいのか、何をしたいのか、そちらに比重を置いてみることで、未来は自然とついて来るのかもしれない。
性格にもよると思いますが、わたしの場合はつい未来を案じてばかりいるので、意識的に今現在の自分の気持ちに目を向けていくことを大切にしていきたいと思っています。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!